日別アーカイブ: 2013年12月4日

【寅さん逝く】

寅さんとは、我が家の近くに住んでいる知的障害者の方で、51歳のオジサンだ。

でも、寅さんは、僕の事をオッチャンと呼ぶ。

何故なら寅さんは、永遠の10歳だからなのだ。

10年前に、旧湖東町に引っ越してすぐに、子供達が寅さんを家に連れて来た。

最初は、驚いたのだが、寅さんの優しい心に感動をした僕は寅さんを我が家に招き入れた。

それから、雨の日も風の日も毎日遊びに来られた。

地元では寅さんは有名人だった。130キロの巨漢にあの風貌だから仕方ない。

一人っ子で育ち、友達が欲しかったのだ。ただ寂しかっただけなのだ。

いつの間にか、会社から帰ると寅さんが居て、普通に飯を食っているような関係になっていた。

昔から人の出入りが多い家だったので気にもならなっかった。

何時の間にか家族のような関係になっていった。

サッカーをしたり、カラオケにも良くいった。

今年の、7月に寅さんのお母さんから、息子が入院したと連絡を受けお見舞いに行った。

寅さん

お盆休みに帰省した次男も交えて家族全員で、寅さんのお見舞いに行って

驚いた130キロの巨漢が70キロにまで痩せ細っていたのだ。

末期の肝臓がんだった。余命3ヶ月だった。言葉が出なかった。

寅さんあのね 今度我が社で秋祭りをするんだ~ 早く元気になって手伝ってよ~

何気ない会話をしたつもりだった。

9月28日 丸松木材いいネタマルシェに、何としてもお手伝いに行くんだ~

オッチャンと約束したんだ~と母親や病院の先生に無理を言ったそうだ。

仕方なく、一日だけ外泊の許可を貰ってお手伝いに来てもらったのだ。

寅さん1

イイネタマルシェで食った 丸松弁当が旨すぎたのか、余命が少し延びた

そして昨日のお昼に 電話が入った。

12月2日 午前8時享年51才だった。

彼からは沢山の心を貰い 色んな事を教えてもらった。

当時小学五年だった長男も今では、結婚し一児のパパになり

小三だった息子は、大学生  三才だった息子が反抗期の中学生になった。

寅さんのお蔭で息子達も優しい子に育ってくれた。

本当に有難う寅さん。